シベリアの歴史的邸宅、わずか1ルーブルで売り出し中?

ロシア・シベリアのビイスクにて、1912年に建てられた由緒ある歴史的邸宅が、驚きの低価格で競売にかけられています。その提示価格はなんと「1.22ルーブル」。日本円にして数円というこの破格の数字の裏には、物件の修復という非常に重い義務が隠されていました。

かつて地元の名士であり、石鹸工場のオーナーでもあったアレクサンドル・ペルミコフ氏の住居として使われていたこの建物は、500平方メートルを超える広大な敷地を有しています。しかし、現在その姿はかつての面影を失い、窓や扉は取り払われ、レンガ壁や屋根も崩れ落ちる寸前の荒廃した状態です。 「1ルーブルで手に入る」といっても、当然ながら自由に改装することは許されません。この邸宅は地域の文化遺産に指定されており、購入者には、往時の歴史的な外観を完全に再現・修復するという厳しい条件が課されます。物件の固定資産価値はおよそ950万ルーブルと見積もられており、購入には約190万ルーブルもの保証金が必要となるなど、その「安さ」はあくまで象徴的なものに過ぎません。 現在、当局は10月19日まで投資家からの入札を受け付けており、この歴史ある廃墟がかつての輝きを取り戻す日が来るのか、地域の注目が集まっています。










