イチゴで拓く未来。インド・ミゾラム州の女性農家が国連の「100人の英雄」に選出

インド北東部のミゾラム州|Sangauという小さな村で、35歳の女性農家が世界的な注目を集めています。社会学の修士号を持ちながら公務員試験に合格できず、失意の中にあったZTラルタンギさん(通称ピ・マリ・イ)は、3人の子育ての合間にYouTubeで独学で農業を学び、2024年にイチゴの栽培を始めました。 「自分の教育は何のためにあったのか」と自問自答し、公務員になることだけが道ではないと悟った彼女の決断は、わずか2年で実を結びました。1,000株から始まったイチゴ畑は、今や2ヘクタールに拡大し、年間100万ルピーを超える収益を上げるまでに成長しました。彼女の栽培手法は、周囲の農家に刺激を与えるだけでなく、地域農業の新たなモデルとして評価されています。 その功績が認められ、彼女は国連食糧農業機関(FAO)が選出する「農業および農村開発における100人の女性英雄」の一人に名を連ねました。世界131カ国・600人以上の候補者の中から選ばれた快挙です。

写真左のように表彰を受ける彼女は、今や地域の誇りとなりました。右側の写真が物語るように、自ら畑に立ち、土と向き合い続ける彼女の姿勢こそが成功の原点です。彼女は10月中旬にローマで開催される授賞式へ向けて準備を進めていますが、故郷に戻ればまた、あの愛するイチゴの収穫作業が彼女を待っています。










