「英雄ではない、ただ逃げただけ」107歳の元軍人が拒み続けた勲章を受け取った日

オランダのマールムに住むヤン・ボーレマさん(107歳)は、同国で最も高齢の元軍人とされています。彼は第二次世界大戦時の従軍経験について、「自分は英雄などではない。敵から必死に逃げただけだ」と語り、過去に授与が打診された勲章を辞退し続けてきました。 しかし、先日の金曜日、ついに「動員戦時十字勲章」を受け取る決断をしました。会場となったミドルウォルデのレストランには、彼を称えるために多くの人々が詰めかけました。

杖をつき、二人の娘に支えられながらゆっくりと会場に入ったボーレマさんは、周囲からの温かい拍手で迎えられました。 授与を行ったのは、ウィレム軍事勲章を授与されたマルコ・クローン少佐です。「国を守り抜いた彼への敬意は、時が経っても色あせない」と述べ、勲章を手渡しました。クローン少佐が敬礼すると、ボーレマさんは「帽子をかぶっていない時は敬礼してはいけないと教わったよ」と微笑みながら返す場面もあり、会場は和やかな空気に包まれました。

「勲章をもらうほどのことはしていない」と謙虚な姿勢を崩さないボーレマさん。しかし、自身の体験を記録した小冊子を贈られ、会場の人々が国歌を歌う様子を眺めるその眼差しは、穏やかでどこか満足げなものでした。
編集部より
すごいですね…オランダは結構不憫な立ち位置だったのではないでしょうか










