読書の喜びを30年つなぐ。ニュージーランドの図書館が迎える節目の記念展

ニュージーランドのワイマカリリ地区にある「トレバー・インチ記念図書館」が、今年12月で開館30周年という大きな節目を迎えます。これを記念し、11月14日から26日まで館内のギャラリーにて特別展が開催されることとなりました。

同図書館のマネージャーを務めるルーク・ソール氏は、かつて自身も図書館に助けられて育った一人です。夜勤明けに図書館へ連れて行ってくれた父との思い出や、子どもの頃に移動図書館車がやってきた時の魔法のような高揚感を今も大切にしています。彼にとって、かつて勉学の支えとなった図書館は、今や地域の人々が年齢や経済状況に関係なく歓迎される「かけがえのない居場所」へと進化しました。 「デジタル時代になっても、図書館は以前よりも活気に満ちています」と語るソール氏。ここは単なる本の貸し出し場所ではなく、移住者が初めて友人を作る場所であり、地域の物語と歴史を次世代へと守り継ぐ拠点となっています。かつて騒がしいと怒られた少年時代を懐かしむソール氏は、今は親となり、自身の幼少期に親しんだ絵本を我が子と楽しむ日々の中で、図書館が持つ変わらぬ温かさを再確認しているといいます。











