世代を超えてフランス語を紡ぐ。オンタリオ州の高齢者クラブが取り組む文化継承

カナダ・オンタリオ州のチェルムスフォードで、高齢者コミュニティ「クラブ50」が地域の子どもたちと共にフランス語の文化を次世代へつなぐ活動を行っています。「Bien-être Champlain(シャンプランの幸福)」と名付けられたこのプログラムでは、祖父母や地域の大人たちがボランティアとして学校を訪れ、生徒たちと交流を深めています。 活動の日は、オンタリオ州のフランス系住民を象徴する緑と白の旗を掲げ、ボランティアが焼くハンバーガーやホットドッグを囲んで親睦を深めます。かつてフランス語の教育環境を求めて奔走した経験を持つ会長のジャネット・カストンゲイさんは、「完璧なフランス語でなくてもいい。大切なのは互いに理解し、自分たちの言語に誇りを持つこと」と語ります。時には英語が混じっても構わないという柔軟な姿勢が、若者たちの言語に対する心理的なハードルを下げています。 また、同クラブは2026年9月26日に初の「フランコ・ディナーダンス」を開催し、歴史を感じさせる伝統的な食事を囲みながら音楽や会話を楽しむ場を提供しています。かつては外部への委託が必要だったキッチン運営も、専属のマネージャーを迎えたことで、手作りの料理を安定して提供できる体制が整いました。高齢者たちの情熱によって、フランス語という伝統の灯火が地域の中で静かに、しかし力強く守り継がれています。
編集部より
フランス語はまだまだ沢山の話者がいるとは思いますが、こうした活動のおかげなんでしょうね!










