「ギャラリーが家の中に?」ベトナムの画家が建てたアートと暮らす住宅

ベトナムの古都フエにて、ある画家が建てたユニークな住宅が注目を集めています。長年、自身の作品を飾るための十分な壁面スペースの確保に悩んでいたオーナーは、家を建てるにあたって「住む場所」と「創作・展示の場所」を一体化させるという大胆な決断を下しました。

建築設計を担当したのは、グエン・カイ・アーキテクツ&アソシエイツです。この住宅は、ベトナムで一般的な細長い「チューブハウス」用の土地に建てられていますが、構造は一味違います。建物の中心部をくり抜き、緑豊かな段差のある庭を配置することで、家の中にいながらにして自然光と開放感を感じられる設計を実現しました。

階段周辺には床から天井まで届く大きなガラス窓が設置され、その合間には植物を配置する「浮遊するプランター」が設けられています。あえて余計な家具を置かず、白を基調とした壁とグレーの床でシンプルにまとめられた室内は、訪れる人にまるで博物館で芸術鑑賞をしているような体験を提供します。画家であるオーナーにとって、この家は日々の暮らしを営む場であると同時に、自らの作品が最も美しく映える最高のキャンバスにもなっています。










