シベリアの秋の風物詩、ノヴォシビルスクの広場に並ぶ「家庭の味」

ロシア第3の都市ノヴォシビルスクにあるカリーニン広場では、収穫の季節を迎えて、地元住民たちが自家製の農産物を持ち寄る即席の青空市場が賑わいを見せています。

ここには、本格的な農家というよりも、家庭菜園で採れた野菜や果物の「余り」を販売する女性たちの姿が多く見られます。野菜からジャムまで、商品は多岐にわたり、例えば巨大なカボチャの一切れは200ルーブル、ビクトリア種イチゴとスグリを使った自家製ジャムの小瓶は500ルーブルほどで取引されています。特に鶏卵はスーパーマーケットよりも高値で売られていますが、「採れたてで新鮮だから」と、その品質を求めてまとめ買いする常連客もいるようです。

店頭には、色鮮やかな自家栽培の花束や、収穫したばかりのニンニク、タマネギなどが並び、売り手からは「これはシベリア産だからね、中国産とは違うんだよ」といった、育てた本人ならではの誇らしげな解説も飛び出します。この活気ある風景は、厳しい冬を控えたシベリアの町が、短い秋の恵みを惜しむかのように楽しむ、この地ならではの日常のワンシーンです。










