電柱を登る「地域の守護神」:インドの女性電気技師が挑む固定観念の打破

インドのマハーラーシュトラ州の小さな村で、停電が起きると住民たちが一番に頼りにするのは、地元の電気技師ジョティ・サルジェラオさんです。彼女は2019年から州の電力局と協力し、電柱を軽々と登って故障した配線を修理するなどの活動を続けています。

子どもの頃の彼女には、軍人や警察官になるという夢がありました。しかし、身長制限という高い壁が立ちはだかり、その道を諦めざるを得ませんでした。それでも、「人々の役に立ちたい」という熱い志を捨てきれなかった彼女がたどり着いたのが、電気のスペシャリストという道でした。深夜の緊急呼び出しにも躊躇なく駆けつけ、配線を直す姿は、まさに村の日常を支える「守護神」そのものです。 周囲には当初、女性が電気技師として働くことに対して懐疑的な声もあったといいます。しかし、ジョティさんは日々の確実な仕事ぶりを通じて、性別に関係なく技術と勇気があれば困難を乗り越えられることを証明してきました。今日も彼女は、電柱の上で新たな一歩を刻み続けています。










