廃材が物語る温かな庭。ノヴォシビルスクの住民が作り上げた「手作りのアート公園」

ロシアのノヴォシビルスクにあるアカデムゴロドク地区で、自宅の庭を個性的なアート空間に変貌させた男性が近隣住民の注目を集めています。住民のドミトリー・カザンツェフさんは、今年4月から「田舎風」をテーマに、倒木や不要になった自転車、スクーターなどの廃材を活用したユニークなインスタレーションの制作に取り組んできました。

製作にあたっては、あえて新品の材料を買わず、周囲で調達したものや知り合いから譲り受けた廃材をメインに使用しています。例えば、庭のシンボルとも言える手作りの井戸や、子どもたちに人気の「自転車花壇」などは、すべて彼の試行錯誤の結晶です。また、かつてはプラスチック製の容器を使っていたリスの餌台も、今では周辺の木材で作った温かみのあるデザインに一新。その甲斐あってか、今ではリスたちが警戒心を解き、人々の近くまで姿を見せるようになったといいます。

ドミトリーさんの活動は、単なる趣味の範疇を超え、地域の人々が足を止めて交流するコミュニティのハブとなっています。現在は、民話のキャラクターをモチーフにした新たな作品も製作中で、来年にはさらなる「登場人物」が庭を彩る予定です。「みんなに喜んでもらいたい」と語る彼の挑戦は、これからも続いていきます。










