イタリアの修道院にメキシコの風。死者の日を祝う幻想的な一夜限りの舞台

イタリア・フィレンツェ近郊の町スキャンディッチにある「バディア・ア・セッティモ修道院」にて、メキシコの伝統文化をテーマにした特別な舞台芸術『Día de Muertos(死者の日)』が上演されることとなりました。 このイベントは、現地の劇団「コンパニア・デッレ・セッジョーレ」とフィレンツェを拠点とするマリアッチ楽団「マリアッチ・エル・マグニフィコ」がタッグを組み、昨年開催されて好評を博した企画の再演です。会場となる修道院の厳かな雰囲気の中で、メキシコの生と死に対する独特の哲学や歴史を、音楽と朗読劇を通じて紐解いていく構成となっています。

物語は墓地を舞台に、メキシコの巨匠画家ディエゴ・リベラを模した人物の記憶を辿る形で進みます。悲しみを単なる喪失として捉えるのではなく、祭りと音楽、そして鮮やかな色彩で故人を思い出すというメキシコの風習を、イタリアの伝統的な劇場様式で再現する試みです。写真にある通り、修道院の夜の闇を背景に、マリアッチの奏でる調べが会場を幻想的な異国情緒で満たします。 公演は10月31日と11月1日の2日間限定。遠く離れたメキシコの「死者の日」の精神が、歴史あるイタリアの古都に新しい彩りを添えています。












