息子と父の二人三脚。オランダの小さな「戦争博物館」が納屋から広がる未来

オランダ北部の村ミッスルトゥムで、自宅の納屋を改装して開館した「戦争博物館」が、現在かつてないほどの手狭な状況に陥っています。オーナーのティース・グルーネンウォールドさん(34)が収集した第二次世界大戦当時の軍服や写真、記章などの収蔵品は、すでに2万点を超えました。インターネットや骨董市で買い集めたものに加え、近年では「屋根裏で眠っていた」という市民からの寄付も相次いでおり、時には玄関先にヘルメットが入ったバッグが置かれていることもあるといいます。

もともとはグルーネンウォールドさんの私的なコレクションでしたが、寄付の勢いは止まらず、わずか70平方メートルの展示スペースは倉庫のように溢れ返ってしまいました。そこで再び立ち上がったのが、かつて博物館の始まりを支えた彼の父親です。母親の「息子が必要としているのだから、この場所を空けてあげて」という後押しもあり、父親が自身の仕事場の一部を提供することを決断しました。

現在、グルーネンウォールドさんと定年退職した父親は、二人三脚で床の張り替えや壁の増設作業に取り組んでいます。この拡張工事が完了すれば、展示面積は現在の2倍になる予定です。完全なリニューアルオープンは2028年4月を目指しており、地域の歴史を伝える小さな博物館の挑戦は、家族の絆と共に少しずつ前進しています。










