俳優サム・ニールが愛した「パラダイス」。ニュージーランドのブドウ園で続く自然との共生

ニュージーランド南島のセントラル・オタゴ地方で、俳優として活躍した故サム・ニール氏が遺したワイン農園「トゥー・パドックス」が、変わらぬ情熱とともに次なる季節を迎えています。7月に78歳でこの世を去ったニール氏は、撮影の合間に帰郷しては、自ら農作業やジャム作りに勤しむ心安らぐ時間としてこの場所を大切にしていました。

写真の通り、かつて彼が愛情を注いだ豚たちも、現在もスタッフに見守られ健やかに暮らしています。ニール氏は「人工的なスプレーを使わない」という有機栽培の哲学を貫き、敷地内には何千本もの植樹を行って、かつて姿を消していた野鳥たちを呼び戻すことに成功しました。彼が現地で収集していた地域アーティストの作品も、農園のあちこちに飾られ、彼の美学を伝えています。 現在はワインクラブの会員向けに限定公開されているこの「特別な場所」ですが、運営側は夏に向けたツアーの準備を進めており、多くのファンや地域の人々とニール氏の遺した景色を分かち合えるようになる予定です。彼が愛したこの地は、今後も彼が願った通りの自然豊かな隠れ家として、静かに息づいていくことでしょう。










