オランダ・ニエノールト城博物館に眠る歴史、亡き一家からの「時を超えた贈り物」

オランダ北部、レークに位置するニエノールト城博物館に、このほど歴史的な遺品がまとめて寄贈され、館長であるゲールト・プルイクスマ氏が喜びをあらわにしています。かつてニエノールト城に暮らした一家の末裔が逝去した際、遺言によりそのコレクションが同博物館へ託されることとなりました。

寄贈品の中には、城の往時の姿を描いた18世紀のものと見られる絵画や、1907年に悲劇的な事故で両親を失ったアンネケ・ファン・パニュイス氏ゆかりの品々が含まれています。箱を開ければ当時のドレスや靴、手紙など生活の息吹を感じさせる品々が次々と現れ、プルイクスマ館長は「まるで宝の山だ」と興奮を隠せません。

中でもひときわ注目を集めているのが、小さな青い箱に入った貴金属のブローチです。そこには「W」と「E」の文字が刻まれており、1892年にファン・パニュイス家を訪れたオランダのウィルヘルミナ女王とエマ王太后から贈られたものと推定されています。博物館側は、今後これらの貴重なコレクションを丁寧に修復・調査し、数年かけて博物館の展示に組み込んでいく予定です。










