東側諸国の歌謡の聖地。かつてドレスデンが熱狂した「国際シュラーガー・フェスティバル」の記憶

ドイツのドレスデンは現在、大型音楽イベントで知られる街ですが、かつて東側諸国における「シュラーガー(歌謡曲)」の音楽拠点として栄華を極めていた時代がありました。その象徴とも言えるのが、1971年10月17日に文化宮殿で初開催された「国際シュラーガー・フェスティバル」です。 このフェスティバルは、社会主義圏のアーティストが一堂に会する一大イベントとして発展し、後に人気バンド「カラット」などがここからスターダムへと駆け上がる登竜門となりました。

写真は1983年9月、フェスティバルの出演者たちがドレスデンの聖母教会跡地へ花を手向け、平和への願いを誓った際の様子です。音楽の祭典であると同時に、アーティストたちが平和への強いメッセージを共有する場でもありました。ベルリンの壁崩壊前に幕を閉じたこのイベントは、今も当時の音楽ファンたちの記憶に色濃く残っています。












