砂に飲み込まれた黄金の記憶。モロッコの廃鉱山町「アウリ」に残る静寂の光景

モロッコ東部のミデルト地域、ムルヤ谷の奥深くに、かつて栄華を極めた鉱山町「アウリ」が存在します。標高1,500メートルの台地に位置するこの町は、40年以上前に鉱山が閉鎖されて以来、時が止まったかのような静寂に包まれています。

かつての活気を感じさせる建物は今や荒れ果て、風と砂が室内に深く入り込む独特の景観を生み出しています。

特に、かつてコミュニティの中心であったであろう広間には、窓から差し込む光が砂埃を幻想的に照らし出しており、廃墟としての美しさが際立っています。現在では鉛や結晶を求めて訪れる一部の探検家たちが足を踏み入れる程度で、荒野に佇むその姿は、かつての町の歴史を物語る静かな証人となっています。











