「銃を置き、カメラを持とう」。アンダマン諸島の自然を守るために鳥のハンターがバードウォッチャーに転身

インドのアンダマン諸島において、現地の森林局職員サンディープ・ディヴィヤジョティ・ベヘラ氏が主導する、環境保護のためのユニークな試みが注目を集めています。かつてこの地域では、食料や健康への信仰のために野生の鳥を空気銃で撃つハンターたちが存在し、保護種の減少が課題となっていました。取り締まりだけでは根本的な解決に至らないと考えたベヘラ氏は、「銃を置き、カメラを持とう(Gun Choro, Camera Pakado)」というメッセージを掲げ、住民を鳥の撮影や観察に誘う活動を開始しました。

写真の通り、険しい自然環境の中でも地域住民と連携を図りながら、ワークショップや観察会を通じて、鳥たちとの新しい関係性を築いています。また、活動は鳥の保護にとどまらず、放置されたゴミの調査にも拡大しました。離島の海岸で大量の漂着プラスチックを発見したことをきっかけに「ミッション10万」を立ち上げ、約100カ所の海岸から合計11万9000kgもの海洋ゴミを回収。その中には国外からの漂着物も多く含まれており、ゴミの起源を追跡する調査も進められています。地域住民が環境保護のパートナーとして主体的に関わることで、自然を守る活動は着実に実を結んでいます。




