「私の名にはガーナがある」 カナダで育つアフリカ系少年が紡ぐアイデンティティの物語

カナダのニューブランズウィック州モンクトンで、アフリカ、カリブ海、ラテンアメリカの文化を祝う祭典「アフリカ・フェスティバル・カナダ2026」が開催されました。この3日間のイベントは、音楽やダンス、アートを通じて多様なコミュニティを繋ぐ場として、約3,650人の来場者を集めました。

フェスティバルの中で特に注目を集めたのが、次世代の若者たちが自身のルーツを語る「ストーリーテリング」のセッションです。ガーナにルーツを持つ12歳の少年アデリオ・ライアン・アユイ・アドゥ=イエボア君は、カナダで生まれ育ちながらも、家族から受け継いだ伝統を大切にしています。彼は「アフリカは一つの言葉では語り尽くせない」と題したスピーチを行い、自身の名前に込められた故郷ガーナとのつながりを誇らしげに表現しました。

また、ウガンダからモンクトンへ移住した14歳の少女アニータ・ウワセさんも、移住先で感じる文化的な差異と、自身のアイデンティティを形成する旅路について登壇しました。主催者は、こうした若者の体験を記録し共有することが、多文化社会における自分らしさの確立と、伝統的な口承文化の継承に繋がると期待を寄せています。芸術や起業精神を通じて文化の架け橋を築こうとするこの試みは、今後の開催においてもさらに発展していく予定です。










