ニュージーランドの港町で祝うフランスの伝統、30年続く歴史再演祭に新たな試み

ニュージーランドの港町アカロアで、1993年から続く地域最大のイベント「アカロア・フレンチ・フェスティバル」が今年も開催されます。この祭りは、フランス系移民が海から上陸した歴史を再現する劇から始まりました。

30年以上にわたり、フランス人鍛冶屋として上陸シーンを演じてきたスティーブ・ル・リエーヴルさん(78)は、今年、残念ながら足の不調により船上からの参加を見送ることになりました。代わりに弟のマイケルさんがその役を務めます。「衣装を着てなりきることが好きだった」と語るスティーブさんは、今回、浜辺で上陸してくる出演者たちを出迎える役割に回ります。 運営側にとっても今年は転換期です。これまで無料で開催されてきたイベントですが、運営コストの高騰を受け、今回から初めて入場料(大人20ドル)が導入されました。運営委員を務めるレスリー・バークス=ハーディング氏は、「無料での維持が困難になったが、この祭りを通じて真のコミュニティの絆を育んでいきたい」と意気込みを語っています。 フェスティバルは3日間にわたって開催され、夜のマーケットやフランスの伝統料理、大道芸人によるパフォーマンスのほか、飼い犬がドレスアップして練り歩く「フレンチ・プーチ・パレード」など、地域住民が一体となって楽しめる多彩な企画が予定されています。










