家事の合間に始めた羊飼いが大成功!カシミールの女性が築いた500頭の「牧場物語」

インドのカシミール地方にあるマトリガム村で、ムンタザ・ベグムさんが経営する羊牧場が大きな注目を集めています。現在、彼女の牧場では500頭もの羊が飼育されており、その成長ぶりは地元の模範となっています。

ムンタザさんがこの事業を始めたのは2018年のことでした。当時33歳だった彼女は、もともと公務員を目指して試験勉強に励んでいましたが、結婚や育児といった家庭の事情により、自身のキャリアを見直さざるを得ない状況でした。そこで彼女は、待つのではなく「自宅でできる何か」を探し始め、結婚式や祭り、日常の食卓で常に需要がある「羊の飼育」に着目したのです。 当初、周辺からは「羊飼いは男の仕事」という偏見もあり、周囲からの疑念の声にさらされました。しかし彼女は屈することなく、独学で繁殖や健康管理、放牧の方法を学び、日々のケアを重ねていきました。

写真のように、愛情を込めて子羊を抱く彼女の姿が、その情熱を物語っています。 転機が訪れたのは2021年でした。政府の「総合農業開発プログラム」の支援を受けたことで、50頭の羊の譲渡と設備の補助金を得ることに成功。これを機に飼育規模を拡大し、2024年には500頭を抱える規模へと成長させました。現在は月々約10万ルピーの利益を上げ、地元の雇用も創出しています。「私の牧場が、他の家庭の子どもたちの教育を支える力にもなっている」と語る彼女の挑戦は、今や村の希望となっています。
編集部より
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