砂漠に轟く火薬の音。モロッコの伝統文化を継承する「タンタン・ムセム」が開幕

モロッコ南西部の町タンタンにて、今年も伝統文化の祭典「タンタン・ムセム」が幕を開けました。10月30日から11月3日までの5日間にわたって開催される本イベントは、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている地域最大の祝祭です。

会場では、色鮮やかな民族衣装に身を包んだ騎手たちが、勇壮に馬を駆る伝統的な馬術競技「Tbourida」が披露されています。一斉に火縄銃を発射して砂煙と爆音を巻き上げるその姿は、かつてサハラ地域の部族間で受け継がれてきた誇り高い伝統を今に伝えるものです。「人間文化の遺産であり、文化交流の架け橋」をテーマに掲げる今回の祭典には、地元の人々だけでなく、モロッコ国内外から多くの芸術家や観客が集まり、音楽や食文化を通じて交流を深めています。














