「私たちは普通のカップル」四肢麻痺の青年と看護師がSNSで発信する愛の日常

フィンランドのヨエンスーに暮らすイェレ・カルヒネンさん(34)とマーリット・クルキさん(33)のカップルが、SNSを通じて発信する自分たちのありのままの日常が注目を集めています。 15年前、当時20歳だったイェレさんは事故で首を負傷し、四肢麻痺となりました。車椅子での生活を余儀なくされ、周囲の助けが欠かせないイェレさんは、当初「深刻な恋愛はもう自分には無縁だ」と感じていたといいます。そんな彼がマーリットさんと出会ったのは2022年、彼女が訪問看護師としてイェレさんの元を訪れたことがきっかけでした。

最初こそ「少しせっかちな人」という印象を抱いていたイェレさんでしたが、マーリットさんのオープンで明るい人柄、そして深い思慮に触れるうちに、二人は急速に惹かれ合いました。「彼女にとって重荷になりたくない」というイェレさんの葛藤もありましたが、二人は対話を通じて絆を深め、2023年からはオープンに交際を始めました。現在、二人は映画鑑賞や買い物、ときには手押し車と並走してのランニングを楽しむなど、ごく普通のカップルとして日々を積み重ねています。

SNSでは彼らの生活に興味を持つ人々からさまざまな質問が寄せられます。中には「なぜ障害のある人と付き合うのか」というデリカシーに欠ける質問もありますが、マーリットさんは「イェレは私にとって、ただの素敵なパートナーに過ぎない」と笑い飛ばします。二人の願いはシンプルです。自分たちの関係が特別なことではなく、誰もが送る「当たり前の日常」の一つとして広く受け入れられるようになること。彼らはこれからも、等身大のメッセージを発信し続けます。











