失われゆく伝統を守る。アルメニアの首都で27年続く「羊毛洗浄」の職人技

アルメニアの首都エレバンの中心部、近代的なビルが立ち並ぶエリアの裏手に、昔ながらの伝統を守り続ける一軒の家族経営の会社「アルカ・クリーニング・サービス」があります。 同社は創業から27年にわたり、羊毛の洗浄から加工までを一手に引き受けてきました。毛布や枕、マットレスといった製品の製造も手がけていますが、主な事業は持ち込まれた羊毛を洗い、乾燥させ、ふっくらと仕上げる作業です。

写真にあるように、洗浄後の羊毛は手作業や専用の機械で丁寧に処理され、再び新品同様の使い心地を取り戻します。 現在、合成繊維の詰め物が普及したことで羊毛製品は減少傾向にあり、アルメニア国内で生産される羊毛の約9割が、加工インフラの不足によって廃棄・焼却されているといいます。そんな中、同社の代表者は15歳から独学で身につけた技術を活かし、貴重な天然素材をゴミにせず、再び生活に役立てるために今も奮闘しています。
編集部より
羊毛にしかできないこともあるはずだ🥺










