「さらば、蛙の息子」中国で社会現象となった癒やしのスマホゲームが8年の歴史に幕

日本発のモバイルゲーム『旅かえる』が、中国におけるサービスを終了することになりました。2017年末に京都のゲーム開発会社「ヒットポイント」によって生み出された本作は、プレイヤーが旅に出るカエルを見守り、帰りを待つという独特なシステムで、当初日本よりも中国で爆発的な人気を博しました。 その熱狂ぶりは凄まじく、アプリのダウンロード数の95%が中国ユーザーで占められた時期もありました。現地の若者の間で「蛙息子(蛙儿子)」と親しまれ、カエルからの旅の土産やポストカードをSNSで共有する様子は、まさに社会現象といえるものでした。当時流行した、人生に執着せず淡々と生きる若者のスタイル「仏系(フォクシー)」という言葉と、カエルのマイペースな旅路が、多くの人々の心に寄り添ったのです。

中国版『旅行青蛙·中国之旅』の運営元は、ライセンス契約の満了に伴い、2026年12月8日をもってサービスを終了すると発表しました。すでに新規のダウンロードや課金は停止されています。

プレイヤーにとって、このカエルは「自分の育てた息子」のような存在でした。いつ旅立ち、どこへ行き、いつ帰ってくるのか、親であるプレイヤーにはコントロールできない、その自由気ままな姿が逆に癒やしを与えていたのです。ゲームの終了により、約8年間にわたって多くの若者の日常にそっと寄り添ってきた「蛙との旅」は、思い出の中に残されることになります。
編集部より
こんなゲームがあったのか、知らなかった…!










