スペインの無人村を「無料」でプレゼント? ガリシア地方で進む移住促進プロジェクト

スペイン北西部のガリシア地方で、非常にユニークな「土地譲渡」プロジェクトが注目を集めています。舞台となるのは、オウレンセ県の里比列地区に位置する、数十年間にわたり放置されてきた小さな無人の集落です。この村には12軒もの石造りの住宅に加え、約1万5000平方メートルもの広大な敷地が含まれています。写真の通り、苔むした石畳や古いアーチ橋、石造りの家々が残る美しい景観は、かつての歴史を感じさせる風情があります。
一見すると「夢のような無料物件」に見えますが、この譲渡には条件が伴います。自治体側は単なる所有権の移転ではなく、村の歴史的景観を尊重した包括的な「再生プロジェクト」の提出を求めているのです。具体的には、観光施設や地域の活性化につながる事業計画を提示し、審査を通過する必要があります。また、村が長年無人となった背景には、1950年代に建設されたダムによる環境変化という歴史的経緯もありました。 ガリシア地方では、都市部から離れた過疎地の再生が長年の課題となっており、同様の無人集落が地域全体で約1,960か所も存在すると言われています。この試みは、ただ不動産を譲渡するのではなく、伝統的な景観を守りながら、持続可能な新しい経済活動を村に呼び込むための挑戦といえるでしょう。
編集部より
これはものすごい胆力と決断なのではないか…?Σ(・□・;)








