昼過ぎには売り切れ必至!ホーチミンで愛される「日曜日の魚麺」

ベトナムのホーチミン市、賑やかな街の喧騒から少し離れたレ・ティ・リエン通りに、知る人ぞ知る魚麺の名店「フー・ティエウ・カ・アン・マイ(Hủ Tiếu Cá Anh Mai)」があります。 この店が提供する魚麺は、地元の人々の間で「わざわざ時間を割いてでも食べる価値がある」と評判です。その人気ぶりはすさまじく、朝6時の開店からわずか半日でスープが底をつき、店を閉めてしまうこともしばしば。訪れる客は店主と親しげに言葉を交わす常連が多く、家族連れやオフィスワーカーたちが入れ替わり立ち替わり、静かに食事を楽しんでいきます。

人気の秘密は、その極めて新鮮な雷魚の切り身にあります。丁寧に下処理された魚は身が引き締まり、ほのかに甘みが感じられるほど。熱々のスープに浮かべられた切り身は、もちもちとした麺や、シャキシャキのモヤシ、刻まれたピクルスといった薬味と見事な調和を見せます。

スープの隠し味や、一口ごとに変化する奥深い風味には、長年この店に通う地元住民たちも一目置いています。営業は午前中のみ。この至福の一杯を味わうためには、少し早起きをして日曜の朝に向かうのが、ホーチミンっ子流の正しい作法となっているようです。














