古新聞が芸術に!ロシアの高齢男性が作る驚きのペーパーアート
ロシア南部・クラスノダール地方のティマシェフスク市で、69歳の元メカニック、ウラジーミル・トリズノさんが作る「古新聞アート」が注目を集めています。 トリズノさんは15年前に趣味で新聞紙を使った工芸を始め、今では数百もの作品を制作しています。彼が手がけるのは、飛行機や戦車、トラクターといった精巧な乗り物から、モスクワのクレムリン宮殿の塔、さらには地元の教会まで多岐にわたります。驚くべきことに、これらの作品はただの模型ではありません。乗り物のドアが開閉したり、戦車の砲塔が回転したりと、可動式で非常に頑丈な作りになっています。
製作の秘密は、細長く切った新聞紙を編み棒で巻いて作る「紙のストロー」にあります。これらを接着剤で繋ぎ合わせ、ニスや塗料でコーティングすることで、紙とは思えない強度を生み出しているのです。かつて機械整備の仕事をしていた経験を活かし、インターネットの画像を参考に自分で緻密な設計図を引き、製作期間が2ヶ月に及ぶ大作も作り上げました。 「編み込み作業は、テレビを見ながらソファで過ごす最高のリラックスタイムです」と語るトリズノさん。以前は自宅で作っていましたが、あまりの作品数の多さに奥様から優しく「置き場所がない」と指摘され、現在は地元の文化会館に作品の一部を展示・保管しているそうです。現在では地域の障がい者団体や文化センターのワークショップで講師を務め、若い世代や仲間たちにその技術を伝えています。








