失われゆく伝統を救え。フィリピン・イロイロの女性が守り抜いた「パイナップル繊維」の芸術

フィリピンの伝統工芸であり、パイナップルの葉から繊維を抽出して作る繊細な布「ピニャ」の保存に人生を捧げてきたマリア・ベアトリス・“パティス”・パミントゥアン・テソロ氏が、このほど同国の芸術分野における最高栄誉を授与されました。彼女の物語は、5歳の頃にイロイロで針仕事を学んだことから始まります。 「ピニャ」は、数世紀前から受け継がれてきたフィリピン独自の織物文化ですが、時代の変化とともに継承者が激減し、一時は消滅の危機に瀕していました。幼少期に培ったイロンゴ族としての誇りを胸に、テソロ氏は伝統的な織り手のコミュニティを支え、現代のファッションシーンにこの伝統美を融合させる活動を長年続けてきました。今回の受賞は、彼女の情熱がフィリピンの失われゆく文化を次世代へと繋ぐ重要な懸け橋となったことが認められたものです。
編集部より
織物文化は世界各地に美しいものが沢山あるのでどれも途絶えずに残ってくれたら嬉しいですね











