保護鳥の「恩返し」が痛すぎる?カニ養殖場を襲う迷い鳥の群れ

中国江蘇省の高郵湖でカニ養殖を営むフ・ディンソンさんは、近年の環境保護活動によって個体数が増加した「東方白鵠」の思わぬ来訪に頭を抱えています。この鳥は国の一級保護動物に指定されており、非常に貴重な存在です。 今年4月、フさんの養殖池に2、3羽の姿が確認された当初は、彼もその珍しい訪問者を歓迎していました。しかし、状況は一変します。5月中旬には20羽、6月初旬には40羽、そして現在は約80羽もの群れが居座るようになってしまったのです。

この「招かれざる客」たちによる被害は深刻です。フさんの試算によれば、群れ全体で1日あたり約2,400匹ものカニを食べており、被害額は1日3万〜4万元(約60万〜80万円相当)にものぼります。写真の通り、今やフさんの池は彼らの格好の餌場と化しており、貴重なカニが次々と奪われています。 保護動物であるため、爆竹で追い払うことも、ネットを張って物理的に防ぐことも法的に禁止されており、養殖業者にとって八方塞がりの状況が続いています。専門家によると、本来は冬の渡り鳥であるコウノトリが、食料が豊富なこの地域に居ついてしまうケースが増えているといいます。フさんは現在、鳥を守りつつ農家の生活も支えるための具体的な解決策を当局に求めています。
編集部より
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